Books
1946 白洲次郎と日本国憲法を読み終えた。

よくある史実や新書、自伝なんかよりも読みやすかった。
必要最低限の背景説明以外は登場人物の会話で構成されていたことが大きいのだと思う。
説明も極力省いて会話から様相を伺え、といった突き放した感じが
逆に感情移入できたのかもしれない。

どことなく、ローレライなんかをかいている作者を思い出した。

文字量も多くは無いし、
白州次郎がどんな人物であったのかを知るための最初の一冊としては手頃な分量の本だと思う。
去年くらいにやっていたNHKの白須次郎の3部作、また再放送しないかなぁ。

Books
塩の街を読み終えた。

有川浩の処女作であったらしい。
少なくとも著者紹介からはそう読み取れた。

この人の作品は、「図書館戦争」が最初だったと思う。
どちらの作品も、SF作品であるがその世界設定はコンパクトにまとめられているので非常に読みやすい。
時代設定が現代日本ということもあるのだろうが…。

とりわけ「図書館戦争」ともなると「華氏451」につながるところがなくも無い。
まぁ、本が制限されたらという土台から、主人公を「正しいと感じたことを貫く」か、「間違った世界の中で疑問を抱く」かといった違いではなしの展開もずいぶんと違ってくるだろうけれど。

作品はよくあるラノべよりも有川浩らしい本だった。
基本、主人公の視点で物語を進めることにもよるのだろうけれども。

いずれにせよ面白かった。

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ブラットベリの作品。
華氏451度を読み終えた。
タイトルの意味は、紙が自然発火する温度殿のこと。
タイトルが炎をほのめかすように、
まさに炎の物語。
もっといってしまえば、「もし本/知識を得ることが禁止されたら」といった半ばセレンディピティな内容。

舞台はおそらくアメリカの、第二次世界大戦前後を基本とした生活様式を、強引に未来的にした感じ。

バックトゥザフィーチャーの2ででてきた未来、まではいかないが、
半ば実用化され、半ばまだまだ未来的な家電やら生活グッズがそこらに登場する。

それらに無理くりな名前をつけるのではなく、当時の人にもわかるようにであろう、
想像図に近い名前をつけているので一度納得してしまえば理解は早い。
むしろ、これらの内容を、20.30年以上昔に事細かに想像していたことに驚愕した。

主人公は日本語でいう消防士。
ファイヤーマンの英語名が示す通り、
本を焼き尽くす、焚書官。

が、世間的には異常者とされている、花や雨、空気や風景に意識を向ける少女との出会い、
半ば機械化された毎日から、
自分の生活に疑問を覚えるという話。


本、紙がなくなる、消されるならば、
といった話ではなく、
それらのいわば、暇、を潰してくれ尚且つ知識を与えてくれるものから離れた時、
消費することだけに邁進する毎日、
そんなことで良いのか、といったことを投げかける本。

最後の最後にきっと作者は生産性を持つこと。
少数でも恐れず動くことの大切さを投げているのではないか。そうおもわされた


Books
殺戮奇術の匂宮兄妹

西尾維新の戯言シリーズ五作目。
個人的には登場人物の設定も、舞台関係も一番すっきりと頭の中に入ってきた。

だからといって全くSF、というかトンデモ要素がない訳ではないんだけれども。
まぁ、そのあたりはジュブナイルなんだから仕方ない。
言い出してしまえば戯言自体が最早ね…


シリーズ通してミステリーのトリックとしては難しいことは何もない。
古典なんかは、古すぎて舞台となっている建物だとかの様相が全く理解できないこともあるんだけれどもね。
比較しても、あまりに現実的でないものを-人であれ、年代であれ、舞台であれ-現実的にすっきりと書き表している。
だからゆっくりと読み進めれば大概のストーリーは読める。

毎回一番苦労するのは名前の把握。
読めねぇ(笑
あと、その本単体でならまだ読み返せるが、後々出てこられるといつ出たのか、
どんな人物だったかが思い出せない。
難しい読み仮名の人物だったな、
という記憶方法が、少なくともこのシリーズの場合通じない。
だってみんな難しいのだから。





その他
役所広司とアヤカウィルソンの映画

パコ

なんで映画公開中に見に行かなかったんだろうとか思うくらいに感動した。
笑いあり、涙ありというような前評判というのは完全完璧まったくもって信用した事はなかったけれども、
この映画に関してはもう、そういった予告だとか噂を超越していた。

最初の5分程はどういう話になるのかわからなかったので、録画していたからこそ見るのを先送りにしていた。
でもそれがもう絶対的な間違いだった...

話のあらすじなんて最近はCMであるとかネットであるとか聞かない方が難しいと思うので割愛。
映画としての形としては、
中島哲也という方が監督。
下妻物語は見た事無いのだけれども、嫌われまつ子の一生は見たことがある。
確かに形としては似ている。セットであるとか、服装といった物は「嫌われまつ子」のように、
ティムバートンとまではいかないけれども、そういったセンス。

そのほかとしては「有頂天ホテル」の様なカメラワーク。
各コマと各コマの繋がりが長かったり、うまくカメラの外からそれとなく役者や演出に加わる小道具や役者の入りがすごい。
舞台を見ている感じにもなった。


脚本も良いタイミングで笑いがあったあと、シリアスな面に入ってくれるのでテンポが良い。
なおかつ本当に感動した。

最近見た映画の中では本当に面白かった。



Bike

愛車

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Bike

この景色が見える所に僕はいます

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Bike

道の駅、マリンオアシスはかた。
もとい伯方S.Cパーク

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二輪

Bike
今治。
日曜だからか店が閉まり過ぎ。
この街の観光業は大丈夫だろうか。

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Bike

小休止中

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Bike

なんか海上自衛隊のヘリがある。

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二輪

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遥か昔に読んだのだけれども、「月に繭~」を読んだついでに読み返してみた。

物語は、第二次世界大戦末期が部隊
もっといえば潜水艦。そこに積まれたトンデモ兵器、「ローレライ」
亡国のイージスみたいに、その「ローレライ」を巡る話か、といわれたらそうではない。

似通っている点があるとするならば、
間違っているという事実を認める事ができぬまま、そういった心理描写を用いながら、
国家、民族、日本人とは、そして戦争とはということを問いかけ続けていること。
亡国が非常に考えさせられる書き方になっている反面、
「ローレライ」という兵器の真実が描かれてからは、なんていうか、その、電撃文庫にありそうな感じのライトノベルっぽーい感覚がした。
確かに戦争という重いテーマなんだけれども、その重いテーマを醸し出す登場人物が居る一方で、なんか胸が晴れる様な雰囲気をだしてくれる主人公がいた。
そういった文、描写の使い分けが本当にうまい。

取り扱っている内容が内容だけに、海外での出版は難しいだろうし、元々のテーマが「日本人とは」といった所になっているので、国内でしか評価されない内容ではある。
が、
どちらかというとアメリカのお偉いさんとかに読んでもらいたかったりする。
あとは戦争を知らない世代。勿論僕も知らない。
原爆ドームとかいった時に、「本当に酷いことがあった」と思うことはあったけど、だから「どうしなくちゃいけない」という考えは強く持てなかった。
もちろん、原爆、というよりも戦争は二度としてはいけない。という意識は強く持ったけれど、
だからといって「日本人らしく生きる、戦争をしらない世代ってどう意識して生きればいいのだろう」という考えまでは持てなかった。

でも、何だろう。
亡国のイージスとか、ローレライとかを読むと、少しだけ、ほんの少しだけだけれども、
戦争をしらない世代だからこそ、何かしら戦争を経験した世代に胸を張っていきれる主義、主張の様なものをもたなくちゃならないんだな、と考えてしまう。そんな一冊。