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         渋谷の本屋に立ち入った時に、平積みにされていて思わず購入してしまった一冊。
ゲームの流儀」を読み終えた。

正式(?)タイトル、「ゲームの流儀 少し大きい文字」の通り、本書は、ひたすらゲームクリエイターへのロングインタビューである。
ゲームに興味が無い人にとっては、なんだそれは?といった内容に違いない。
それでも、僕ら昭和世代にとっては懐かしいゲーム作成の裏話が、満載に乗っている。

古い所では、ゼビウス・パックマン。ちょっと新しいところでFF,MOTHER,俺屍、そして月姫。
最後の1つだけかなり異色な気配がしなくもないが、
それぞれのゲームを作り上げたクリエイターの、2万字(上下段で25ページ!)にも渡るインタビュー集というのは見たことがない。

各ゲームクリエイターたちの話は中々に興味深い。
それぞれのゲームに対する思いもクリエイター毎に違う。
ゲームが当たるか、外れるか、ヒット作を作成したクリエイターたちは、
(多少なりとも運という要素があるのかもしれないが)
全く別の方向を目指しているようで、それぞれ譲れない所があるのだと思わされる言葉が目に付いた。

と、まぁゲームクリエイターに関する話は、本書を読んでもらうとして、個人的に面白かった点は、
初期のゲーム(アーケードや、ファミコン)を作り上げたクリエイターたちの何気ない仕事、そして業界入りした話。

今でこそ、ゲーム会社・ゲーム業界というのは、ひとつの業界として成り立っているが、
彼らが就職・ゲームを作り始めた当初は、そもそも「家庭用ゲーム」がない時代だった。
(ある時代のクリエイターのインタビューもあるけれどもね)
そんな時、本当に偶然で入社したクリエイターが多いこと多いこと。
そんな彼らが今や、ゲーム名を聞けば、「ああ」と思わされるゲームを作り上げている。

…電車で1本の会社だからとか、アルバイトで入っていたらいつの間にか正社員だったとか、
 絵を書きたくて、広告会社だとおもって入ったとかぁぁぁぁぁ。(╯°□°)╯︵ ┻━┻

まったくもう!ですよ。まったく!もう!
でも、そんな彼らの作ってきたゲームを楽しんで少年時代を送ってきたわけで、
自分がまだ小さい頃に遊んでいたあのゲームを、その時に作り上げた人たちの話をいまこうして読むことができる。
それだけでも、読む価値がある一冊であった。

ところでなんでアオリが「宮部みゆき」なのさ。

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