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         テスタメントを読み終えた
自分が隙なアメリカ小説家のジョン・グリシャムの話。

作者は元々弁護士であり、小説家となった。
そのため、作品の殆どは法律に関係している。


正直な話、アメリカの州毎に異なる(と作品からも読み取れる)法律なんて詳しくなる気にもならないが、
法律を逆手にとったどんでん返しは非常に面白い。

同じような手法の作家が(いるのかもしれないが、自分は知らない)いないから余計に刺激的なのかもしれない。
この作品ではないが、他の作品を原書でよもうとしたときに、法律用語や言い回しが多すぎて一度挫折した。(笑
エログロサイコな話でもなければ、ホラー・ミステリといったジャンルにも当てはまらない=作風が類を見ないところが尚更良い。
強いて言うならば、アメリカ小説によくある、主人公を三人称で捉えて誰にも感情移入しない作風であることは、他のアメリカ作家と代わり映えしないという点が残念といえば残念である。


テスタメント--The Testament(聖書)
は1999年の作品。
バフェットを思わせる、世界一の大富豪が死に瀕したところから物語は始まる。
この大富豪はアメリカ小説によく登場する、何度結婚し、何人もの子供/孫を持ち、それでいて全員がロクデナシという設定を忠実に守っている。
この大富豪が死んで、遺産目当ての血みどろの殺人事件へと突入するのであれば、在り来たりの小説であるが、この作品はそうではない。
作品の「聖書」がどの様に物語に絡んでくるかもなかなかな所。

グリシャムの作品は、えてして頭を回転させないと意味がわからないこともあるので、
しっかりと読み込んでいくことで面白みがでてくる。

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